ec2ssh

ec2ssh はAWS EC2へのSSHログインを簡単にするためのツールです。

最終的に、以下のようなsshコマンドを生成して実行しているだけのSSHラッパーツールです。

ssh ${user}@${LocalIpAddress} or ssh ${user}@${InstanceID}

そのためSSH設定ファイルも適用されます。

(SSH設定ファイルは通常~/.ssh/configにあります。)

Runnning状態のEC2、Online状態のSSMインスタンスのみ選択肢として表示します。

インストール方法

MacOS

brew install tomozo6/tap/ec2ssh

Linux

wget https://github.com/tomozo6/ec2ssh/releases/download/v0.0.3/ec2ssh_Linux_x86_64.tar.gz
tar zxvf ec2ssh_Linux_x86_64.tar.gz
chmod +x ./ec2ssh
sudo mv ./ec2ssh /usr/local/bin/ec2ssh

前提条件

awsci

Session Manager を通してSSH接続をする場合は必要です。

インストール方法は以下のURLを参考にしてください。

Installing, updating, and uninstalling the AWS CLI

Session Manager plugin

Session Manager を通してSSH接続をする場合は必要です。バージョン 1.1.23.0 以上の Session Managerプラグインが必要です。

古いプラグインがインストールされいたり、そもそもプラグインがインストールされていない場合は、最新版をインストールして下さい。

インストール方法は以下のURLを参考にしてください。

(オプション) AWS CLI 用の Session Manager plugin をインストールする

使い方

ec2ssh is a tool that can easily ssh login to AWS EC2.

Usage:
  ec2ssh [flags]

Flags:
      --config string     config file (default is $HOME/.ec2ssh.yaml)
  -g, --grep string       grep word for InstanceName or InstanceID
  -h, --help              help for ec2ssh
  -s, --session-manager   use SSM SessionManager. (use the InstanceID instead of IpAddress.)
  -u, --ssh-user string   ssh user
  -v, --version           version for ec2ssh

通常のSSH接続をする

[実行例]

ec2ssh

ec2sshはEC2のローカルIPアドレスをSSH接続先のホスト名とするため、踏み台サーバーでの使用を想定しています。

自分のPCから踏み台サーバーを経由して多段SSHをするには、自分のPCのSSH設定ファイルをカスタマイズする必要があります。(ここでは説明しません)

Session Managerを通してSSH接続をする

[実行例]

ec2ssh -s

ec2sshにオプション-sを付与すると、EC2のインスタンスIDをSSH接続先のホスト名とするためSession Managerでの接続が可能になります。

また自分のPCのSSH設定ファイルに以下を追記する必要があります。

# SSH over Session Manager
host i-* mi-*
    ProxyCommand sh -c "aws ssm start-session --target %h --document-name AWS-StartSSHSession --parameters 'portNumber=%p'"

詳細は以下のURLの

「Session Managerを通して SSH 接続を有効にする」の「2. SSH を使用してマネージドインスタンスに接続するローカルマシンで、次の手順を実行します。」を参考にしてください。

ステップ 8: (オプション) Session Manager を通して SSH 接続を有効にする

ec2ssh設定ファイルを使用する

ec2sshは、オプションを設定ファイルに記載することが可能です。デフォルトでは~/.ec2ssh.yamlを設定ファイルとして自動で読み込みます。オプション --configを使用して、任意の設定ファイルを読み込みことも可能です。

[設定ファイルの例]

session-manager: true
ssh-user: tomozo6
grep: prod

ライセンス

MIT

著者

tomozo6

# README